モンスターハンター2

読み [ モンスターハンタードス ]

概要

クシャルダオラがパッケージを飾るシリーズ4作目。
「2(Dos)」はスペイン語で2を意味する。
2011年6月30日に「初代モンスターハンター
モンスターハンターGPS2版)」と共にオンラインサービスが終了した。

対応機種は「PlayStation 2」。
2006年2月16日発売。
Best版は2007年7月19日発売。
初週(2日間)販売本数は50万本。
最終売上本数は約69万本。
「日本ゲーム大賞 2006」優秀賞を受賞。

オフラインの舞台は「ジャンボ村」、オンラインは「ドンドルマ」。
オフラインをある程度進めると、前作の「ココット村」に行くこともできる。

今作では一方通行などのストレスが溜まる仕様、
モンハンの世界観にそぐわない古龍種牙獣種の登場など不評な点がいくつか存在する。
しかし、村を発展させていく楽しさや
初代ベースの無骨な雰囲気が残っているオンラインの街など背景部分はとても良い。
ジャンボ村から受けれるクエストにはリオレウスのクエストがない。
ココット村から受けることができるクエストでリオレウスと戦えるようになるという、
ジャンボ村付近にはリオレウスが生息していないが、
ココット村付近にのみリオレウスが生息しているという推測ができるところも素晴らしい。
また、ジャンボ村近辺の「密林」などでは入手できない薬草が
ココット村付近(つまり森丘)で入手でき、地域の違いを認識できる。

ちなみに、オフラインで最後に戦うことになる相手は「オオナズチ」。

今作の仕様

  • MHPにあった農場がないため、鉱石や虫を簡単に集められない。
  • ツタをスタミナを消費して高速移動が可能に。
  • クーラードリンクとホットドリンクの最大所持数が3から5に変更された。
  • 捕獲用アイテムが支給品専用ではなくなったので、古龍などの特別なモンスター以外なら捕獲できる。
    それに伴って討伐しても捕獲してもクエストクリアになる「狩猟」がクリア条件になった。
  • 風圧を受けた時のハンターの挙動が変更された。
    それまでは、風圧を受けた時にハンターが吹いている方向とは逆の方向に怯む仕様だった。
  • サブターゲットが追加された。
  • 新属性「氷属性」が追加された。
  • 火山に間欠泉が追加された。
  • 火山の溶岩帯に隣接すると体力が徐々に減っていくシステムが追加された。
  • 森丘4の段差をショートカットできなくなった。
  • 歌姫が初登場。
    狩りに疲れた時に世界観にバッチリとあっている曲を聞くことができる。

武器と変更点

既存の「大剣」「片手剣」「双剣」「ハンマー
ランス」「ボウガン(ライトとヘビィ)」の7種類に加え、
太刀」「狩猟笛」「ガンランス」「」が追加された。
全11種類。


大剣
溜め斬り」が追加。
刀状の大剣太刀のカテゴリに変更された。

片手剣
ジャンプ斬り」から数秒間SA付与。
抜刀状態でもアイテムを使用できるようになった。
片手剣の攻撃力1.5倍補正が廃止。

双剣
乱舞後、回転回避に移行できるようになった。
鬼人化時に咆哮を受けると鬼神化が解除され、スタミナが消費しないようになった。

ランス
3連続でステップが出せるようになった。
打撃有利時のダメージが72%へ変更。
大バックステップが追加。

ハンマー
スタン効果が追加。

ライトボウガン
速射が追加。

ヘビィボウガン
オプションパーツにシールド追加。

登場するモンスター

登場モンスターは合計88。
大型は以下の55体。

小型は以下の23体。

モンスターの変更点

不評な仕様

MH2にはユーザーにとってストレスが溜まる仕様や出来事が存在する。

新種族の参入について

それまで恐竜や竜、草食動物(+キリン)でモンハンは構成されていたので、
甲殻種牙獣種古龍種(クシャ、テオ、ナズチ、ナナ)に対しての批判と
種族が増えたことを喜ぶ2つの評価があった。

テオやクシャなどの古龍なんかはバリアを張るので、
一部の人から攻撃ができない(全くできないというわけではないが)という批判がされたこともあった。

モンスターの強化

・小型モンスターの強化
体力や攻撃力が強化され、無限湧きするようになった。
防具がないと2、3撃でBC送りにするヤオザミなど小型モンスターが強力だったため、
小型モンスターを処理している間に大型モンスターから大ダメージを受けたり、
大型モンスターとの戦闘中に小型モンスターのせいでBC行きになったりは本当の話。

・大型モンスターの変更点
特別なモンスターを除き、どの大型モンスターも5分程度経つと移動するようになった。
今では当たり前の仕様だが、上記の小型モンスターを処理中に移動されてしまうなどの悪循環を生み出してしまう。

季節と昼夜の実装

繁殖期、寒冷期、温暖期の季節と昼と夜の時間が実装された。
これらはゲームの時間経過(クエスト中も)と共に季節や昼夜が変わる。
特定の季節でしか挑めないモンスターがいたので連戦できず、その時間まで待つ必要があった。
他のクエストに行って時間潰しをすると、その季節が過ぎてしまうなんてことも。

新武器の調整不足

新武器種も調整不足でお世辞にも強いとは言えなかった。
PTに担いでくると地雷扱いされることもあったとか。
は溜め中の止まると硬直するという謎の仕様もある。

防具強化システム

防具を強化できるようになった。
強化には今では当たり前の鎧玉による簡単な強化はできず、
モンスターの素材などが必要で簡単には強化できなかった。

また、亜種の防具は原種防具から強化派生する必要があり、
そういったものに関しては防具の強化は必須となる。

塵粉オンライン

「炎龍の塵粉」などのレア素材があちらこちらに要求される。
特に「炎龍の塵粉」は上位テオの翼破壊限定(低確率)で、
用途が3桁はある。

特定の属性でしか破壊できない部位

テオの頭など特定の属性でしか破壊できない部位が登場した。
ガンランスなんかは龍属性自体存在しなかったので、
武器の自由度が低いという指摘をされることもあった。

一方通行の導入

エリアからエリアを移動した時に戻れなくなる一方通行が実装された。
移動が不便になるように一方通行ルートが配置されており、不満の声がそれなりにあった。
後のMHP2やMHFではツタや登れるようになるなど対策がされており、ストレスフリーになった。

森丘9

森丘9のカメラ視点がハンターの上からになって見づらくなった。

リタイア不可

MHPでいつでもリタイア可能だったのだが、
MH2でなぜかリタイアそのものが不可に。

装飾品

防具にはめることでスキルポイントを増減させることができる装飾品
本作で装飾品が初めて実装された。
本作では取り外したり、別シリーズへ強化すると壊れてしまう仕様。

装飾品により、スキルの幅が広まったかと思いきやそうでもなかった。
ちなみに、剣士/ガンナーの2タイプが存在する。

シンボルカラーと友情スキル

特定の条件を満たすとシンボルカラーというものが入手できる。
オンラインでHR31以上かつサブターゲット200回以上クリアでカラーを自由に変更できるのだが、
PT4人全員が同じ色だと友情スキルが発動。
カラーによって発動効果が違い、発動するスキルは幸運や精霊の気まぐれなどがある。

問題はS防具や古龍防具でないとシンボルカラーが発動しないので、
これらの防具が強制されてしまった。

今作のバランスブレイカー

太古の塊から生産できる双剣の「超絶一門」。
今作は属性の調整がちゃんと行われていなかった。
そのため、龍属性が高い「超絶一門」が一部のモンスターに猛威を振るった。

ランスブレイカーほどではないが、
序盤で作成できる骨ハンマーの「大骨塊」がやたらと優秀だった。

MHPと連動

本作はUSBケーブルを使用し、MHPと連動することができる。
連動することにより、店の品揃えが良くなる特典の他、
イャンガルルガのクエストが出現させることができる。
MHPの尻尾切断時に尻尾の攻撃判定が短くならない不具合は解消されている。

廃人インタビュー

ファミ通副編集長の大塚角満氏により、廃人がインタビューを受けたことがある。
HRは当然カンストの999、テオの討伐数が4桁、
クシャルダオラ討伐数も4桁近く、プレイ時間は2000時間。

後にこのレベル以上の廃人が出現することになる。

関連用語

用語名タグ
モンスターハンター
[モンスターハンター]
MHシリーズ
モンスターハンターポータブル2nd
[モンスターハンターポータブルセカンド]
MHP2シリーズ

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