モンスターハンターポータブル
読み [ モンスターハンターポータブル ]
概要
シリーズ3作目で記念すべき最初のポータブルシリーズ。略称は「MHP」。
海外版も発売されており、海外版の名称は「Monster Hunter Freedom」。
2005年12月1日発売。
2006年2月8日には出荷本数が50万本を突破し、最終的にはBest版含め売上約112万本達成した。
全世界で約130万本を売り上げた。
製作期間は1年。
最初は初代の移植予定であったが、
MHGの発売後だったこともあり、一瀬泰範氏の主張からMHGの移植をすることになり、
さらに新要素も追加されることとなった。
発売から2年後にはシリーズ初のミリオンセラーを達成。(先に100万本売上を達成したのはMHP2。)
日本ゲーム大賞2006年度特別賞を受賞した。
今回のキャラクター選択の背景画面はゲネポスである。
この絵がなかなかにモンハンっぽい絵で世界観とあっていてね…。(しみじみ)
ポータブルシリーズにおける変更点
難易度の調整
インターネットにつないでいつでも一緒に同行するメンバーを探すことができないので、MHGに比べてモンスターの体力が少なくなった。
これは後のポータブルシリーズにも引き継がれていく。
それでも体力が多いモンスターには苦労する。
G級の「4本の角」を突破できなくても泣かないこと。
操作性
今まではPS2コントローラーの左スティックでカメラ操作、右スティックで攻撃という操作だった。
ポータブルシリーズではカメラ操作が左側にある十字キーに、
攻撃ボタンが△○ボタンに変更された。
ポータブルシリーズからMH2などをプレイすると操作の違いに戸惑うかもしれない。
攻撃しようとしてチャット開いちゃう?あなたもですか、そうですか。
本作はプレイステーションポータブルなので、
プレイステーションのコントローラーと同じ操作でプレイできないので
今で言う「モンハン持ち」をすることになり、この用語も定着した。
ギルドカード
ハンターの名刺とも言えるギルドカードが初登場した。ページ数は装備やクエストのクリア回数と友好度、
トレジャーのデータ、勲章、モンスターサイズと討伐数の4ページ。
この頃はモンスターサイズは最大サイズしかなく、
対象モンスターも16体のみで今に比べるとコンプリートは楽だった。
農場の実装
初めて農場が登場した。これにより、一部の鉱石、ハチミツ、光蟲などの
便利なアイテムが入手しやすくなり、ゲームを遊びやすくなった。
これも後のポータブルシリーズに引き継がれていく。
リペイントモンスターの出現方法
今で言う亜種モンスターのクエスト出現方法が通常種のクエストクリアで解禁されるようになった。
しかし、クエスト説明文では分からないので、
報酬金で判断するところは変わっていない。
トレジャー
フィールドに出発し、レアアイテムを狙うという遊び。本作で初実装された。
しかし、この時のトレジャーは二人専用で一人ではできないコンテンツだった。
ところで筆者のレアトレジャーが未だに一つ足りないんですが…。
(集めようとしたら当時一緒にプレイしていた狩友が飽きて辞め始めていた)
アイルーキッチン
アイルーを雇い、主人公であるハンターの家の奥部屋で食事することができるようになった。MHP2以降の作品と違い、ネコスキルが発動するが、
どのアイルーでどのスキルが発動するかが表示されない。
ダウンロードコンテンツ
据え置き機ではオンラインに繋いでその場でイベントクエストを遊ぶという形だったが、携帯機ではネットワークに繋ぎ、クエストなどをダウンロードすることができる。
一度ダウンロードしたコンテンツはゲーム内で使用できるというシステム。
今では当たり前となっているシステムだが、MHPがお初。
なお現在では全てのコンテンツを保存できるが、
MHPではイベントクエストを3つまでしか保存できない。
2014年9月30日にダウンロードコンテンツの配信は終了した。
これにより、新規で始めるプレイヤーはG級キリンやミラバルカンなどのモンスターと戦えなくなっている。
伝説のガンナー
MHGでは村北部の木の根本付近でうずくまっている伝説のガンナー。彼はは白モノブロスにより足をやられてハンターを引退したが、
MHPでは村におらず、ハンターに復帰している。
そのため、村人の一部のセリフが変更された。
ハンターに復帰した彼は
主人公であるハンター家に置いてある月刊誌「狩りに生きる」のガンナーの項目を担当している。
キリンと白ランポス
キリンが村に出現することと、白ランポスが条件を満たさなくても
通常のランポスに紛れて登場する点が異なる。
武器と変更点
MHGと同じ「大剣」「片手剣」「双剣」「ハンマー」「ランス」「ボウガン(ライトとヘビィ)」の7種類。
主に変更されたのは「片手剣」。
謎の斬れ味補正1.5倍を獲得し、本作の最強武器になった。
といっても、流石にミラボレアスやラオシャンロンは双剣でないと厳しい。
登場するモンスター
登場モンスターは合計45。大型は31体。
イャンガルルガが追加された。
- ドスランポス
- ドスゲネポス
- ドスイーオス
- イャンクック
- 青イャンクック
- ゲリョス
- 紫ゲリョス
- フルフル
- 赤フルフル
- リオレウス
- 青リオレウス
- 銀リオレウス
- リオレイア
- 桜リオレイア
- 金リオレイア
- バサルモス
- グラビモス
- 黒グラビモス
- モノブロス
- 白モノブロス
- ディアブロス
- 黒ディアブロス
- ドスガレオス
- ガノトトス
- 翠ガノトトス
- キリン
- ラオシャンロン
- 灰ラオシャンロン
- ミラボレアス
- ミラバルカン
- イャンガルルガNew!
小型モンスターは以下の14体。
イャンガルルガ
シリーズ初のオリジナルモンスター。村3の「ランポスの群れを討伐せよ!」(初回時のみ。集会所をある程度進めても×)
で森丘10に行くとムービーと同時に出現する。
それ以来イャンガルルガと会うことはできないが、
後に発売されるMH2と連動することでちゃんと専用のクエストが出現する。
また、時間はかかったがイベントクエストで配信され、いつでも戦えるようになっている。
大剣に溜め切りがなく、ハンマーのスタン効果もなく、
片手剣にSAがつかず、ボウガンの属性弾がそれほど強くない
この時代のイャンガルルガは最強といえるほどの強敵であった。
ちなみに尻尾を切り落としても、尻尾の攻撃範囲が短くならないバグがある。
初の村最終クエスト
初の村最終クエスト「天と地の怒り」が登場。村なのにGクラスの強さの金レイアと銀レウスを闘技場で同時討伐するクエスト。
後に金銀夫婦+闘技場は続編の恒例行事となる。
今作の良い所
最初の狩場であるココット村が舞台の作品。屁をこく猿や爆発する生体兵器がいないのでモンハンの世界観を楽しめる。
PSPなので手頃にできるのも魅力の一つ。
最新作あたりからみた今作(初代ベース)の悪い所
昔のゲームなのでドットが粗い。これは昔のゲームなので仕方ない。
アイテムボックスに入れられる一つのアイテムの数に制限がある。
例えば、閃光玉はアイテムポーリに5個しか持てないが、
アイテムボックスにも5個しか入れられない。
ので、アイテムボックスの空きが十分とはいえない。
クエストクリア時のアイテムをボックスの直接送ることができない。
また、手持ちのアイテムポーチと入れ替えるということもできないので、
アイテムポーチが一杯だと報酬を持ち帰れない。
もし、紅玉などのアイテムが持ち帰れない事態になってしまうと…。
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