モンスターハンター3G

読み [ モンスターハンタートライジー ]

概要

シリーズ9作目。
略称は「MH3G」もしくは「3G」。
対応機種は「ニンテンドー3DS」。
今回はゲームエンジンに「MT Framework Mobile」というものが使われている。

発売日は2011年12月10日。
2012年11月15日に廉価版が発売された。
2012年3月17日には3DS本体(コスモブラック/フレアレッド)を同梱した
「モンスターハンター3Gはじめてハンターパック」が、
2012年11月1日には3DSLL本体(ブラック)に本作のダウンロード版を
プリインストールした「ニンテンドー3DSLLモンスターハンター3Gパック」が発売された。

初週販売本数約47.1本。
2011年12月21日には国内出荷本数が100万本を突破した。
最終的な売り上げは廉価版含め、約183万。WiiU版も含めると約204万本。
全世界で約260万本。
「日本ゲーム大賞2012」優秀賞を受賞。

舞台はMH3と同じモガの村。
しかし、オンラインのロックラックの街は存在せず、
代わりにタンジアの港が舞台となっている。

よく勘違いされるMHP3Gではない。
MH3とあるがMH3の武器の仕様ではなく、MHP3の武器の仕様が採用されている。
MH3にあった水中戦が復活したが、水中戦が嫌いな人からは不評である。
水中での片手剣が相変わらず不遇なのも変わらず。

対応機種は「ニンテンドー3DS」だが、オンライン通信には対応していない。
WiiUがあれば2013年2月21日に配信されたパケットリレーツールをダウンロードすることで、
WiiUを経由してHD版MH3Gの部屋に接続してオンライン通信が可能になる。

初の3DSということでPSPと違い、
移動用のパッドが上に、カメラ視点切り替え用の十字キーが下になっているため、操作しにくい。
それを考慮してか、拡張スライドパッドが発売されている。
カメラ操作がしにくいことも考慮してワンボタンで対象の大型モンスターのほうにカメラが向く、
「ターゲットカメラ」が実装されている。
また、下画面に色々とオプションが追加され、これらを利用するとゲームを遊びやすくなる。
しかし、の操作性は3DSのボタン配置のせいで悪化している。
この頃は偽トロなどが今ほど普及しておらず、生放送や投稿される動画の数も今よりは少ない。

機種が「ニンテンドー3DS」である今作は今まで以上に解析がされなかった。
そのため、サイズ倍率や全体防御率や体力などの詳しい情報はどこにもない。
また、ユーザーによる後に恒例となるお守りの解明も時間がかかっている。

今作のモンスターはハンターに攻撃させないような行動をするモンスターが増えている。
後にもっと増える。
ハンターの攻撃後の回避受付時間や攻撃から攻撃への受付時間が全体的に短くなったり、
ハンマー縦3の3発目の前方への判定が消されたりなど、こちらが不利になっている点が多い。

異様な体色と細菌を使う「ブラキディオス」、
謎生物のような何かの「ジンオウガ亜種」のいやがらせのような攻撃を見て
「何これ?」と思った人は何人いるだろうか。

今作の仕様・変更点

  • 全体的に白いモヤがかかったような演出がある。
  • バインドボイス時の空間が歪む演出が再び採用された。
  • 従来よりフレームレートが高く、ぬるぬる動く。
  • グラフィックもPSP時代より向上している。
  • 影の描写がすごい。
    しかし、影が崖を経由すると不自然になる。
  • 孤島のBCの位置がMH3と同じ位置に戻った。
  • 採取がポップ式に戻った。
  • 属性やられが属性無効効果に変更された。
  • アイテムポーチの仕様が変更された。
    剣士なら剣士用ポーチが、ガンナーならガンナー用ポーチに切り替わる。
    装備タイプと対応していないアイテムポーチはアイテムボックスのメニューから編集できる。
  • 武器係数システムが復活。
  • 乱入システムが元のランダムで乱入してくる仕様に戻った。

武器の変更点

大剣
なし

太刀
なし

片手剣
剣盾コンボ」の1発目が盾攻撃に変更され、
2発目が切断攻撃に変更された。

双剣
火力が調整された。
当たり判定が見た目通りになった。

ハンマー
縦3の3発目の前方への攻撃判定が短くなった。

狩猟笛
重ねがけ後方演奏」の威力アップ。

ランス
突進耐性のあるモンスターが登場。

ガンランス
オートガードスキルによる砲撃後のガードが不可能に。
ガード突き→斬り上げのときに先行入力で入力できなくなった。

スラッシュアックス
なし

ライトボウガン
リミッター解除」が追加。
LV1通常弾はアイテムとして存在せず、
ボウガン装備でクエスト時に弾リストに出現。
「サイドステップ」「バックステップ」を2回連続で使用できるようになった。

ヘビィボウガン
リミッター解除」で竜撃弾が使用可能に。
LV1通常弾はアイテムとして存在せず、
ボウガン装備でクエスト時に弾リストに出現するようになった。
回転回避中にxボタンでしゃがみ撃ちへ移行できるようになった。


Rボタンで上下へ射角を変更すると、通常時のカメラの高さが変わる謎の仕様に。
溜め状態をYボタンで回避行動でキャンセルできるようになった。
パチンコと溜め2属性ゲーに。

登場するモンスター

登場モンスターは合計73。
大型は以下の51体。

小型は以下の22体。

不評点など

今作からいつもよりたくさんの不評な部分が登場している。
バグも過去最多で多いが、多すぎるので紹介は一部のみ。
その他のバグはコチラを参照

ピアスバグ

ピアスバグとは希少交易で「団長船の強化材」を入手してしまうと、
剣聖のピアス」「増弾のピアス」の入手条件を満たしたにも関わらず、入手できなくなってしまうというバグ。
判明してからカプコンが対応するまで3ヶ月もの時間を要した。

公式サイト

お守りテーブルバグ

お守りテーブルバグとはゲーム開始時にテーブルが固定され、
データ毎に入手できるお守りが異なるというもの。
はぐれテーブルというテーブルにたどり着いてしまった場合、さびた破片系のアイテムも入手できなくなる。
データを進めてからこれに気づいたときには手遅れで、
他テーブルに欲しいお守りがある場合はやり直すしかない状況になる。

ネギまバグ

ネギまバグtとはイベントクエスト「ネギま!・凍る世界の吸血鬼」でのバグ。
ギギネブラを2頭狩猟することで支給品BOXにあるネコタクチケットを納品することで帰還できるが、
食事スキル「ネコの手配上手」で開幕、ネコタクチケットが支給品に届きクリアできるというもの。

しゃがみバグ

しゃがみバグとは
ヘビィボウガンを使用時に
水中で特定の入力をすると対応していない弾でのしゃがみ撃ちが可能になるというもの。

フリーズバグ

ジンオウガ系列のヘビィボウガンを装備した状態で、
武器の生産でヒドゥンスナイパーやギリースナイパー、潜砲ハープールのいずれかで
Xボタンを2回押すとフリーズする。

猛威を振るう爆破属性

今作初登場の新属性「爆破属性」。
これは非常に強力でその威力は
この属性がある武器があれば一部を除いてどうにでもなるほど。
これにより、各属性の武器を作るという楽しみがなくなってしまった。

イベントクエストによる延命

強化先の素材がゲーム内の武器の強化先で判明しており、
それがイベントクエスト限定のモンスターで強化できないという状況が生まれたのか今作から。

そのモンスターがG級ジエン・モーラン原種とアルバトリオンであり、
ジエン・モーランは2012年4月27日に、
アルバトリオンは2012年5月2日に配信された。
このゲームの発売日から約5ヶ月も経過している。

処理落ち

MH3Gでシリーズ初の処理落ちが発生する。
ソロプレイでも遭遇するので、プレイに支障をきたす。

調合した時にすぐに戻れない

従来ではメニューから調合した後、スタートボタンでメニューを閉じてすぐにハンターを操作できたが、
今作ではなぜかスタートボタンでメニューを閉じれなくなっている。
対策として、下画面の調合を使うと楽に調合できる。

ボウガンの振り向きが遅い

ボウガンを構えた状態での振り向きが遅く、
素早く真後ろに撃つことができない。
振り向きを入れてからスコープを覗くとすぐに撃てるようになるが不便。

力尽きた時にリタイア不可

力尽きた時にクエストリタイアができなくなった。
システムの劣化である。

オトモの妨害

ハンターが状態異常になったときに、チャチャンバが攻撃して助けてくれるが、
状況によっては状態異常から復帰した直後に攻撃され、無防備の時間が増える。
これによって被弾することがある。

ふっ飛ばし中のスタミナ回復が消滅

ふっ飛ばされた時にスタミナ回復しなくなって、ハンターが弱体化した。
これは元々はなかった仕様だったが、今作で削除され、モンスターの強化も相まってより力尽きやすくなった。

高難度クエストがランダム

G級クエストの一部を除いて3頭連続狩猟大連続狩猟クエストの出現がランダム。
クエストがない場合は別のクエストをクリアするか
下画面から直接港へ移動する必要があり、非常に不便。

ムービー流用

MH3からのムービーを流用しているので、
最初のエンディングムービーで仲間になっているカヤンバの姿がない。

動く設置型タイプの攻撃が初登場

今作で動く設置型攻撃が初登場した。
これらを使用するのはG級ベリオロス亜種ラギアクルス希少種のみ。
ウラガンキンのように置いてあるだけならまだ対処できるのだが、
これらの場合、いつか詰むパターンがきてしまう。
どちらにも当たらにように行動していると、
モンスターに攻撃できなくなってしまう。

例えば、この攻撃が画面外から襲ってきて、起き上がった所を追撃されたり、
ガードしてスタミナがなくなって本体からの攻撃を防げなかったり、
避けたところを本体の攻撃を重ねられたりするので、
非常に不評である。

不評なモンスターの増加

MH3GではMHP3以上に不満があるモンスターが増えている。
一部を紹介。


ドスジャギィ
G級り時に高速化。
中でもドスバギィはステータスが高いので、ただただ面倒。


アグナコトル亜種
連続ついばみが常にハンターを追ってくるので、
回り込みが非常に難しい。


アルバトリオン
肉質がMH3なので弾肉質が固く、ガンナーが撃つところがない。
脚怯みダウンが消滅、頭の電撃纏いがなくなり、飛行を阻止できなくなり、
り時は閃光玉無効で飛行されると拘束バリスタが使えるようになるまでほとんど攻撃できない。


ジンオウガ亜種
蝕龍蟲弾がハンターのいる方向に真っ直ぐ飛んでいくというもので、
弾とは別にジンオウガ亜種も動くことができるので、
放たれるだけでジンオウガ亜種のターンが続く。
しかも、蝕龍蟲弾には属性を無効にする龍属性やられがつく。


ディアブロス
り時に高性能追尾突進をしてくる。
抜刀時に回避するのは非常に困難。


ディアブロス亜種
潜ってからハンターの真下を通り過ぎてからきりもみ突き上げを当ててくる。
地中移動には振動があるので、この振動に当たるときりもみ突き上げが確定し、ガンナーはほぼ一撃
耐震スキルで対策できるが、難しいが潜ってから横に一回回避行動を入れておくと距離をずらすことでも振動を回避できる。
また、早めに振動に当たっても突き上げ前に動けるようになって回避できることもあったりする。


ナルガクルガ希少種
サイドステップなどで姿を消し、奇襲を仕掛けてくる。
姿を消している間、ターゲットカメラを無効化してブレード攻撃を差し込んでくる。
操作性を補うためのターゲットカメラを無効化してどうするんだ。
尻尾攻撃の度に棘を飛ばすので、
尻尾ビターンを横に回避→棘ヒット、回転尻尾をフレーム回避→棘ヒットという事態が起きる。
また、回復アイテムを使用するところに棘を差し込まれるということもある。


ブラキディオス
サイドステップやら回り込みに慣れていないプレイヤーはカメラの外側に逃げられる。
操作性を補うためのターゲットカメラを振り切ってどうするんだ。
あいうえお順でモンスター並べただけなのにこのフレーズ2回連続で使わせてどうすんだ。並んでんじゃねー!
4連続で攻撃するコンボがあり、ダウンしてから出されるとなかなか辛い。
生物っぽくないのもポイント。


ベリオロス亜種
徘徊する竜巻を召喚する。


ラギアクルス希少種
徘徊する竜巻を召喚する。
ブレスしながら大きく後退するので、
ブレスを避けても距離を離されて、ブレスをする前の状況に戻り、ラギアクルス希少種のターンが続く。
また、ブレスの爆発範囲が増加しており、避けるのは難しく、避けるとしても大きく回り込む必要がある。

関連用語

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[モンスターハンタートライ]
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[モンスターハンターポータブルサード]
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[ユラギ]
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誰もが嫌がる蝕龍蟲弾の完成です(笑)
[ダレモガイヤガルショクリュウチュウダンノカンセイデスカッコワライ]
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